





TOP > うつ病の症状
うつ病は心の病気。
悩みは個人によって様々で、治療がとても難しいと思われがちです。
しかし、数多くあると思われるうつ病の症状には、実はとても似通った
症状が現れています。
また、うつが発病し、回復するまでの過程(プロセス)にも、
一定のパターンがあります。
うつ病の克服は、まずうつ病になった原因を知り、そして
今のうつ病の状態が、どの段階にきているのかを知ることから始まります。
そしてうつ病の進行状況を知り、症状の段階に合わせた治療を行うことが
大切なのです。 (詳細は、クレイネス博士の鬱の経過)
うつ病の代表的な症状
うつ病は人の性格的な部分によって発生する病気と
いわれています。
人の心の持ち方は人の数だけ違うものとなるため、原因は
人それぞれで、一度なったら治りにくい病気とも言う人もいます。
しかし、果たして本当にそうでしょうか。
実は、様々にあるといわれるうつ病の症状には、驚くほど似たような
共通点があるのです。
うつ病は精神的な病の一つ。
特に重度のうつ病を発病した人は、心的な面では、自分は決して治らない
不治の病にかかったような深刻な気持ちになる傾向があります。
中には、希望を失ってしまい、命を投げ捨ててしまう人さえいるのです。
周りからみれば、「やる気がない」「気合いが足りない」「怠けている
だけ」といるように見えるのですが、本人からすれば、本当に深刻な
悩みでもあるのです。
その辛さ・苦痛は、うつ病を発病した当人でないとなかなかわかるもの
ではないのです。
それは、重度のうつ病になった人、何年も10年以上もその病に
苦しんだ経験がある人でないと本当の辛さはなかなかわからない
ものなのです。
ただ、うつ病は、現代だけでなく、うつ病という名の病名がなかった
過去の時代でも、うつ病を経験した人は、実は大勢います。
アメリカの聖人と言われるリンカーン大統領。
第2次世界大戦であのヒットラーを倒したイギリスの英雄チャーチル。
彼らもまた長い間、うつ病で苦しんだ経験がありました。
深刻なうつ病を経験し、本当の自分自身を知ることで、歴史に偉大な
業績を遺す人もいます。
うつ病は、かつての結核、ペストや現在の癌のように生存率の低い病
ではなく、必ず治せる病気です。
そして、うつ病は自分一人だけがかかる特殊な病気でもありません。
うつ病の発病率は、人類の経験している病気のなかで2番目に多いと
言われ、誰もがかかる可能性のある病気なのです。
そして過去にも、現在でもそれを克服できた人は大勢いるのですから、
『うつ病は必ず治る』と信じることが大切なのです。
次にうつ病の代表的な症状を述べてみます。
うつ病の症状には、おもに、感情・意志・思考面のメンタル的症状と、
健康・行動面に現れる身体的な症状に現れます。
うつ病の主な症状感情面 ・ひどく気がふさいでしまう
・死にたいという気持ちになる
・何事にも楽しみを感じなくなる
・深い憂うつ感を感じる
・何をやっても自分はだめなんだ
と思い込んでしまう・過去の苦しみ、悲しみから長い間
立ち直れない
・マイナス、悲観的な感情が出る
・被害妄想が強くなる
・孤独感を感じる
・冗談がいえなくななる・怒りっぽくなる
・自分は人から嫌われていると
思ってしまう
・イライラ、あせりがある
・不治の病と思い込んでしまう
・未来に希望をまったく持てない意志・思考面 ・深く考えることがとても辛くなる
・記憶力が悪くなる
・考えがまとまらない
・物事に対する判断のスピード
が遅くなる
・食事の献立が思いつかない
・根気がまったくでない
・取越し苦労、持越し苦労が
多くなる・食事の献立が思いつかない
・根気がまったくでない日がある
・勉強、仕事、家事などを行う意欲
がおきない
うつ病の主な症状行動面・以前は簡単にできたことができなく
なった
・着替えたり、風呂をはいることさえ
おっくうである
・テレビや本を見ても頭に入らない
・テレビや本・新聞を全くみることが
なくなった
・昼以降になると少し元気になる・以前と比べて動作が鈍くなった
・夜眠れない
・深夜に目覚めてしまう
・朝起きると不安がよぎり、布団から
なかなかでれない
・一日の時間の中で、朝が最も調子
が悪い
・趣味スポーツをしなくなる
・外出をまったくしなくなった
・仕事上で、ささいなミスが増えた
・仕事や家事がおっくうになった
・朝化粧をしなくなった
・時間があるときは、ほとんど 寝て
いる
健康・身体面・身体がとてもだるい
・いくら眠っても疲れがまったく
取れない
・疲労感を感じる
・いつも寝不足感を感じる
・胃腸の調子が悪い・身体が非常に重く、身体を起こす
ことさえ苦になる
・少し動いただけでも疲れる
・以前と比べて老け込んだ
・性欲が減退した
・頭が重い感じがする・腰痛、頭痛、肩こりなどの症状が
ある
・耳鳴りがする
・人の話が聞こえづらくなった
・最近体重が減っている(あるいは
増えている)
うつ病患者さんの数は、風邪をひく人と同じくらい多い
うつ病は人類がかかる病気のなかで二番目に多い病気といわれています。
うつ病患者の数は風邪をひく人の次に多いことから、うつ病は全ての人が
かかる可能性を持っている病気なのです。
しかし、誰もがかかる可能性を持っていながら、その治療方法について
日本では今だ後進的な状況です。このような背景もあって、病院では、
うつ病でないのに、うつ病と診断される患者もかなりいることも事実です。
うつ病でないのに、うつ病の治療をし、薬(抗ウツ剤)を投与したら
どうなるでしょうか。
抗うつ薬は、本来人間の身体になじまない危険な成分が含まれているのも
事実です。
ですから、症状が悪い場合に限り、抗うつ剤を使用する程度で抑えた
方がよいのです(詳しくは )
おそらく、うつ病と診断され、薬を投与している人の半数以上が「症状がまったく
改善されない」と感じているのが現実なのではないでしょうか。
うつとゆううつの違い
私はうつ病なのか。それとも単なる落ち込みなのか。
実はこの違いに対する基準は、明確にはありません。
「恋愛で失敗して落ち込む」
「家族が離婚した」
「学業不振」
人間が落ち込む理由はいくらでもあるでしょう。
しかし、その落ち込みが2週間くらいである程度回復できるようであれば、
それは単なる「落ち込み」といってもよいでしょう。
しかし、その落ち込みの期間が1ヶ月、あるいは何年にも渡って続き、
うつ病の可能性が高いといえます。
うつ病の状態で治療方法は全く異なる
よく、うつ病の人には、「頑張れは禁句だ」「励ましの言葉も禁句だ」
という言葉をききます。
それは当たっているようで、当たっていないのです。
そのような言葉をかける人が、本当にうつ病患者の心的状況を理解して
いるかどうかが大切になるのです。
うつ病の人は、健康な人から見れば本当に誤解されるケースが
多いです。
動作が遅く、言葉も少ないので、一生懸命仕事をしている人からすれば、
どうみてもサボっているか怠けているようにしか見えないのです。
そこで、通常のサボっている人と同じように、ガミガミ説教したらどうなる
でしょうか。
世の中の上司にはまだまだこのような一方通行の思考しか出来ない人
が多いのですが、その人がうつ病状態であった場合は、そのときは仕事
を何とかこなしますが、やがて反作用が生じてしまうのです。
後で会社に出れないほど病気になった場合、上司は、「励ました」
「注意した」とといって、自分を正当化するケースがほとんどのようです。
また、家族や友人による善意の励ましもありますが、過度な励ましや
期待感はよけいなプレッシャーを与えてしまうこともあります。
例えば、その人が受験生の場合、「必ず病気が直り、受験に合格するのを
信じています。
だから元気を出して」という励ましもあるかと思います。
しかし、うつ病になる人は、正直でまじめな人ばかりです。
かえって、その期待に応えようとし、本当は休まなくてはならないときに
無理をしてしまい、よけいに症状を悪化させてしまったり、うつ病を再発
させてしまうケースもあるのです。
ですから、その時は、うつ病の症状がどの段階なのかをできるだけ
正確に知る必要があります。
うつ病の経過を具体的に示したグラフとしてクレイネス博士の鬱の経過があります。

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うつ病回復完全マニュアル
クレイネス博士のうつ病の経過
段階病相日内変動の有無前駆期@Aうつ病の初期段階である気分の沈み、苛立ち、焦燥などが現れ始める。この状況が長期(2週間が目安)に渡って続いてしまうと、次第に精神状態が不安定になる。気分、症状が激しく変動する。強度の疲労感、食欲喪失、顕著な不眠、早朝覚醒などが起こり、簡単な仕事以外はできなくなる。自殺を図ることもある。ほとんどなし顕著極期BC感情、思考、意欲がまったくなくなる時期。人に援助を求めることすらなくなり、ただ精神的な苦痛にじっとしているのみの状態。エネルギーがゼロに近く、生きる意欲も非常に弱いが、自殺しようとするエネルギーもないので、その危険性は少ない。ほとんど寝込んだ状態である。この時期は何もせずに休ませるに限る。ほとんどなし。常に落ち込んだ状態回復期DE改善の兆しが見られるが、最も自殺の危険性が高い時期。感情の起伏が非常に顕著で、助けを求めだすようになる。神経症的な気分に取り付かれる。直りたいという希望を持ち出し、だいぶ自信も回復している。日内変動も少なくなり、うつ病が直ったように見えるが、再発の恐れもある。社会復帰はもう少し待つほうがベター。顕著少ない中間期F気分のよいときが長く続くが、具合の悪い場合もあるが短期間である。気分のよいときは、健康時と一緒であるが、再発防止を行う上で最も大切な期間である。ほとんどなし。あっても短期間で終わる

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